デジタルAV機器の利用方法
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
東芝のデジタルTV「REGZA」の新製品「ZG2シリーズ」が5月30日に発売されました。
テレビコマーシャルではタイムシフト再生を前面に出して、新しいタイプのテレビを強調していますが、この機能はフラッグシップ機のCELL REGZAに既に搭載されていました。性能を限定して低価格化を進め、一般家庭でも購入できそうな価格にして、普及を図ろうとしています。
画面サイズは、55V、47V、42V型の3種ですが、42V型は市場価格が20万円台になっています。
タイムシフト再生できるのは地デジだけですが、最大6チャンネルで30時間まで可能であり、通常の録画も同時に2チャンネル行えます。また、今年発売されたREGZA製品の特徴であるレグザAppsコネクトへの対応も盛り込まれておりスマートテレビ化の方向性も示しています。
同時に多チャンネルを録画して、同時に再生も行う方法・製品については、以前の記事でも紹介しましたが、購入しやすい価格のデジタルTVとして製品が登場いたわけです。
これは高速なCPUと画像処理技術の結果ですが、更に、ハードディスクドライブHDDの高速性と信頼性が大きな寄与をしています。つまり、複数の地デジ信号をHDDに同時に書き込みながら、更に、読み込みも同時に行っていますので、常に、HDDへのアクセスが続いています。このアクセスは磁気ヘッドが機械的に高速に動いて行っているので、機械的な故障率が大幅に低減されていなければ実現されなかった訳です。
但し、この機械的なHDDでは、高速性や信頼性に限界があるので、今後は、稼働部分の無いシリコンデバイスを利用するようになるかも知れません。ビデオカメラやデジカメや一部のパソコンでは利用されていますが、シリコンデバイスの決定的な課題は大容量化です。パソコンではHDDの代わりに100GBクラスのメモリが使われるようになってきましたが、デジタルTVの場合は、この数倍の容量のものが低価格で利用できるようになる必要があります。
デジタル放送の同時多チャンネル録画についての参考サイトは、
「デジタル放送の同時多チャンネル録画 - CELL REGZA/DIGA/PC用チューナー -」
デジタル放送を録画する方法の選択肢が色々と増えてきていますが、気に入った番組を保存して残しておくにはどのような媒体、機器がよいのか迷ってしまいます。
デジタル放送の録画は、
・デジタルTVで録画する
・BD/DVDレコーダで録画する
・パソコンで録画する
・チューナー付きメディアプレーヤーで録画する
などがあります。どれも、内蔵のHDDや外付けしたUSB-HDDなどに録画するのが一般的ですが、取り換えができるカセット型のHDD(iVDR)に録画する手段もあります。
このカセット型HDDが使えるデジタルTVとしては日立のWoooシリーズがあります。また、パソコンに接続して使えるアダプタ装置がIO DATAなどから発売されています。
録画できる残りの容量が無くなってきたら別のカセット型HDDに取り換えればいいので、カセット型HDDを用意しておけば好きなだけ録画していくことが可能です。
カセット型HDDを用いるレコーダ装置はこれまでも発売されてきましたが、ネットワーク機能については十分な特徴を持っていませんでした。しかし、DLNAとDTCP-IPに対応して、録画した番組を配信するサーバ機能や他の機器で録画した番組を視聴できるクライアント機能を備え、更に、BDレコーダやNASにダビングもできる「iVハードディスクレコーダー」が6月25日に日立マクセルから発売されます。
録画機能やネットワーク機能の多くは日立のデジタルTV「XP07シリーズ」と共通になっているようです。
録画番組をカセット型HDDに保存して残しておくか、ブルーレイディスクにムーブして残しておくか、NASにまとめて保存しておくかは、ユーザーの使い方や経済事情などによりますが、カセット型HDDの価格が下がってくれば選択肢としてあるかも知れません。
<参考サイト>
日立マクセルのニュース
Lanhome(ランホーム):録画テレビ Woooの使い方 ホームネットワークで配信・再生
地上波テレビ放送があと2か月ほどで終了してデジタル放送に変わりますが、これまで使ってきたアナログTVを活かす方法があります。
それは、デジタル放送チューナーを購入してアナログTVに接続する方法ですが、ある特別な製品を使うと、高機能なデジタルTVと同じように、デジタル放送を録画したり、それを他の機器に配信したり、パソコンなどの動画や静止画、音楽を視聴したり、インターネットの映像サービスを利用したりすることができます。
具体的には、デジタル放送チューナーを搭載したネットワークメディアプレーヤーを購入して、これをホームネットワークに接続して使うわけですが、上記したような事が出来る製品は、現状ではBuffaloから発売されている「DTV-X900」だけです。
但し、IO DATAからも6月上旬に同様な製品「HVT-BCT300S」が発売されることになっており、2社で競合することになりそうです。
デジタルTVをすでに持っていても、アナログTVを2台目、3台目のデジタルTVのように利用できるので検討してみてはどうでしょうか。