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デジタルAV機器の利用方法

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ネットワーク解析ソフト「Wireshark」を使うときの注意点(1)


ホームネットワーク(家庭内LAN)に接続された機器間で通信されている情報を知る方法として、LAN解析用フリーソフトの「Wireshark」が使えることを前回紹介しましたが、使用する際に注意しておく点があります。

それは、Wiresharkはパソコンにインストールして使うソフトなので、解析できる通信情報はパソコンの中に取り込まれたものだけという事です。
つまり、パソコンと他の機器との通信情報や、パソコンがインターネットにアクセスしている情報や、ブロードキャストという不特定多数に対して送られた情報などは解析できますが、NAS(LAN接続HDD)に保存されている映像をデジタルTVで見る場合は、通常は、パソコン内にその通信内容が入って来ないので解析できません。

これは、ホームネットワークで使用しているHUB(あるいは、ルータ)の特性に起因しています。
現在市販されているHUBはほとんどがスイッチングHUBと呼ばれるもので、通信している2者間でだけ情報をやり取りする仕組みになっています。
だいぶ前は、共有HUBと呼ばれるものも市販されていて、接続されている機器の通信情報は全ての機器にも配信される仕組みになっていましたが、通信効率が低くなるので使われなくなりました。

しかし、スイッチングHUBの中には、接続された機器の通信情報をある特定の接続端子(ポート)にだけ送受できるにした特別なHUBがあります。この接続端子はミラーリングポートなどと呼ばれていますが、これを備えたスイッチングHUBを入手して、このポートにパソコンを接続しておけば、Wiresharkを使って全ての接続機器の通信情報を解析することができます。

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