家庭内にホームネットワークを構成する場合は有線LANを使うと高速な通信ができるので、デジタル放送番組をホームネットワークを介して録画したり再生したりするには有線LANが適していますが、部屋と部屋の間にLANケーブルを配線する必要があるので面倒かも知れません。
そのような時にLANケーブルの配線工事をしなくても高速な通信ができる方法としては、次のようなものがあります。
(1)無線LANを使う方法
無線LANは高速な通信方式のIEEE802.11nが普及して、中心装置の無線ルータの多くがこの11nに対応するようになっています。録画したデジタル放送番組をLANを介して再生することもできるほど高速なので、簡単にホームネットワークを構成するには便利です。但し、デジタルTVやBDレコーダをつなぐには無線LANの子機アダプタが追加で必要になります。
<参考サイト>
高速無線LANの使い方
(2)PLCを使う方法
PLCは100Vの電灯線を使って通信を行う方法です。各部屋には100Vのコンセントが設置してあるので、機器をLANケーブルでつないだPLAアダプタをコンセントに接続するだけで通信ができるようになります。デジタル放送番組を送れる程度の速度は得られるので簡単に済ませるには便利な方法です。
<参考サイト>
高速PLCの使い方
(3)同軸LケーブルANを使う方法
一戸建ての家やマンションの一部ではCATV用に同軸ケーブルが各部屋に配線されている場合があります。この同軸ケーブルを使って部屋と部屋の間の通信を行うのが同軸ケーブルLANです。有線LAN並みの高速通信が出来ますので、部屋に同軸ケーブルの端子が用意されている場合は、専用のアダプタを同軸端子に接続するだけでホームネットワークを構成できます。
<参考サイト>
同軸ケーブルを用いたホームネットワーク(家庭内LAN)
どの方法を使うかは、家庭の状況によりますが、今後を考えるとデジタル放送番組をホームネットワークを介して録画したり再生したりできるように高速なLANを設置しておくことが必要でしょう。
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